23 JUN 2006
瑞賓楼
←「搭連火焼」(正しい漢字表記は下の看板の字)といえば、老舗のここ!といわれるほど、老字号として有名だった瑞賓楼。

残念ながら前門一帯の取り壊しで、2006年3月にはもうすでにお店は閉店。

これらの写真は、2005年取り壊しが始まる前に訪れた際に撮ったもの。100年以上の歴史ある有名店でしたが、歴史の波には勝てませんでしたね。                  →
←創業は1876年。当時の順義県出身である姚さん夫婦が王府井に軽食店をだしたのが始まりで、その後1934年、前門にあるここ門框胡同に移り、本格的な搭連火焼の専門店としてお店を構えたのだそう。

民国年間、門框胡同は老北京の人々の愛する北京一の小吃街(軽食ストリート)で、現在でも有名な軽食の老舗店が、当時ここに何軒も軒を連ねていたのだそうです。

「搭連火焼」、ようは焼き餃子なんですが、当時荷物を運ぶのに使われていた布製の袋”搭連”に形が似ていたことから、この名前がついたのだとか。
←こちらがその有名な搭連火焼。

中国で焼き餃子といえば”鍋貼”がありますが、鍋貼との違いは端っこを閉じてる所と、大きさ、そして具の多さといったところでしょうか。

表面はこんがりパリパリ、中はぎゅっとたっぷり餡がつまってて、さすがに老舗で有名だけあります。

2,5元/両ですが、2両からでないとオーダーできませんでした。右が2両分のお皿。2両で8本入ってますが、かなりのボリュームで、食べきれないほど!→

←こちらは緑豆粥。あっさりとたべやすい。一元!

しかしさすがに老舗といいますか、店内はいたって庶民的な構えで、サービスも老舗並み。笑  オーダーを頼んでも
”これもない、あれもない”で下町路地裏の店〜って感じが強かったですね。
ま、それが又よかったんですが・・。
元:東城区前門大柵欄門框胡同9号

現:北京豊台区趙公口7号
: 010-87263302
お手洗いチェック:★
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