聖ポール天主堂跡
←マカオにきた人が必ず訪れるのが、ここ聖ポール天主堂跡。
火事で焼け残ったファザード(建物正面)と階段のみですが、つい最近地下聖堂を博物館として開放したそうです

1602年イエズス会によって建設されたそうですが、当時は、長崎から幕府のキリシタン弾圧を逃れマカオに渡ってきた日本人修道士も建設に関わっていたのだそうです。当時は東洋一の美しい教会といわれたそうで、マカオがアジアで最も早く、最も大きいキリスト教布教の中心であったことを物語っているそう。
←ファザードの様子。

そしてこちらはファザードの真ん中にある聖母マリア像。この周りを囲んでいる壁に彫られた花の彫刻は、牡丹が中国、菊が日本とみられ、彼らが建設に関わったことを表しているのだとか?→
聖ポール天主堂跡(大三巴牌坊)  Ruins of St. Paul 
←ファザードの周りにも古く歴史ある建物が並びます。

こちらは、きれいに飾り立てられた階段の周り。          →
↑地下聖堂の壁には、当時の日本人やベトナム人の殉教者達の名前がプレートに書かれていて、聖堂内には彼らの骨もそのままの形で保存されていました。たとえ生きて祖国には帰れなくても、こうして永遠に神の元にいることができたのなら、彼らにとってはこれが幸せな道だったといえるのかもしれませんね。
↑地下聖堂で展示されている、当時の火事で唯一残った絵画
【聖ミカエル大天使】
天主教芸術博物館(天主教藝術博物館) Museum of Sacred Art
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