*2004年1月撮影
喬家路 (上海番外編)
上海市内の豫園という観光地のそばに喬家路という600年の歴史を持つ狭い路地があります。通りの両側は上記の写真のような古いながらも味のある建物が続きます。↑

←今回のメインでもある梓園に到着。
喬家路133号。梓園の入口の石門。梓園という文字が浮き彫りにされています。→

ここは、元々清代に造られた美しい庭園で
その後上海の富豪 郁家のものとなり、後に画家であり経済界のトップでもあった王震の屋敷となったのだそう。そして1922年アメリカの旅をおえたアインシュタインは中国に寄り、そしてこの屋敷に案内され、庭園を鑑賞して王震の設けた宴に招待されたのだそうです。
日清汽船株式会社の買弁(貿易の仲介)をして財を成した王震は関東大震災の時、日本に多額の寄付をし、それに天皇が感謝して日本から建築材料と建築士を派遣してこの庭園に和式洋館をたてたのだそうです。

←王震が仏教徒だったため造られたとされる仏閣。しかし今は民家に・・。屋根だけがその名残をとどめています。

こちらは、和式洋館の屋根。     →
瓦も日本製で中国にはない屋根なんだそうです。
入口すぐに聳え立つ和式洋館。ベランダの造りが美しく、当時そこでどんな語らいがあったのか想像してしまいます♪
洋館の側面。レンガと彫刻と木の窓枠。どこをみてもため息が出るほど調和が取れていて素晴らしい!窓の上の彫刻は細かくて本当に芸術品です。
カフェへ
和式洋館の内部へ
九間楼へ(徐家匯の由来、徐光啓故居)