この芸術館や、公園をつくるにあたり、ここにあった胡同をだいぶ、壊したのだけれど、もともと皇帝の住まいである故宮にとても近い距離にあったこの場所は、皇帝のいた時代には、故宮で使用される生活用品や、工芸品などをつくっていた職人がおおく住むところだったのだそうです。そのため、胡同につけられた名前というのが、シルク横丁とか、ランプ横丁とか、そういう作られるものの名前でつけられていたんだそうです。

そういう胡同をあつめた写真も中に展示されていました。その他、故宮内で使用されていた蝋燭など日用品、着用されていた衣服、封建社会の厳しい等級制度、宮中戯曲の歴史、社会風情などなど、故宮内部から、その周りの庶民の様子までが展示されています。
北京皇城芸術館
北京市東城区菖蒲河公園西側
пF010−8511−5104
入場料  20元
南池子付近へ