NOV.2003
北京の若者の町、西単から北へ15分位歩いたところに、梅園という小さな乳製品のお店があります。
そこでうっているのは清代に満州族から伝わったとされる当時の宮廷料理だった”チーズ”。
当時は貴重な高たんぱくの栄養食品で、今は宮廷料理から民間に伝わり北京の伝統的なお菓子の一つと位置づけられているそう。
←これがそのチーズ、”ナイラオ”と呼ばれるもの。
松の実がのってるので”松仁ナイラオ”(ソンレンナイラオ)。
新鮮な牛乳に砂糖をいれ煮てさらに糯米のお酒を入れ、そしてオーブンにいれて固めます。その後冷やしてできあがり。
まさにプリンみたいです。
コーヒー味、たまご味、サンザシ味、楊梅味とフレーバーはいろいろ。でもこの松の実が一番シンプル!  4.5元(約68円)
←酪干(ラオガン)と呼ばれるもの。
これはまさにいわゆるチーズの味!外見からは想像もできないけど。
お砂糖と牛乳をそれこそあめ色になるまで煮詰めてできる非常にシンプルだけれどとっても濃厚な味です。
冷蔵庫に入れず半年持つそうで、当時の栄養補給にはもってこいの食品だったとか。
今でも人気で、私の目の前でキロ単位で購入していくお客さんがたくさんでした。  35元(約525円)/500g
←元祖杏仁豆腐。私は中国でおいしい杏仁豆腐ってたべたことなくて、あれは日本がアレンジした味だと思ってました。
でもここの杏仁豆腐は今までのどの杏仁豆腐にも勝る
ぴか一の味!
牛乳と杏の種から作る”杏仁ペースト”を加工して冷やしてできたものに、梅園特製のキンモクセイシロップをかけていただきます♪
3元(約45円)
←ナイジュエンと呼ばれるお菓子。牛乳を加工してチーズをつくる段階においてできる皮 ”ナイピー”
(湯葉みたいなもの)を重ねたものの中にあんこがはいってるお菓子。ちょっと酸っぱい。
3.5元(52円くらい)
←こんな感じで売ってます。
      
      →こちらはお店の入口
梅園ナイラオ店
西城区西四南大街51号
ケンタッキー向かい
пF010−6617−6381
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