2007年8月、話劇”足球倶楽部”を見にいきました。首都劇場隣の小劇場で公演されたオーストラリア劇の中国版です。

私が中国版冬彦さん(っていうたとえもなんか、古いですかね。笑)とひそかに命名している俳優さんの馮遠征がでていました。彼はテレビドラマによくでてきますが、氷のように冷たい男or精神的に病んでる男を演じさせたらぴか一!だと私は思ってます。

今回の劇は登場人物はたったの6人。それ以外は誰もでてこないのに、二時間半ちかくある劇、まったくあきさせず観客を釘付けにしてしまうのは、本当にすごいです。
舞台が自分の座ってる席の本当にすぐ目の前で、演じてる俳優さんが手を伸ばせば触れるくらいの距離にいるから余計一体感があるんでしょうかね。

目の前で俳優さんが激怒してると、本当に何か物がこちらにも投げられそうな圧倒されるような雰囲気で、まるで自分もその世界に存在しているみたい。

純粋にサッカーを愛する人間と、それをビジネスととらえる人間の間の壁の厚さ。最後はサッカーを愛する人々の勝利を予感させるような終わり方でしたが、それにしてもああいった冷酷で超現実主義の役、本当にぴったりでしたね、馮遠征・・・。
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