マンディムーアという、アメリカで人気のアイドルのことを、この映画をみるまで私はまったくしらなかった。
ティーンエイジャーの歌手として売り出していたブリトニースピアーズや、アヴリルラヴィーンと並ぶ、アメリカでは超有名なアイドルなんだとか・・・。

でもってそういうアイドルを主演させる、いわゆるよくあるその手の戦略ある映画だったらしいのだけれど、マンディームーアのことをまったく知らないで見たのもよかったのかもしれないけれど、ただのアイドル映画で終わってるような作品ではなかった。

ただ、”本当にアイドル?”というほど、マンディムーアが素人の女の子っぽかったのには驚いた。
どうみても普通の子なんだなあ・・・。そういう役柄なのかもしれないけれど。

街の不良の男の子ランドン(シェーンウェスト)と街の教会の一人娘で、学校でも地味で目立たない存在のジェイミー(マンディムーア)。

ワルだった男の子が、自分を好きになることで立ち直って人生を変えていく、そういうのってある種女性の憧れのテーマみたいなところがある気がする。

演劇クラブに参加したことがきっかけで、それまでジェイミーに目もくれなかったランドンは、劇の発表会当日のジェイミーのドレスアップしたあまりの美しさに一目で恋におちてしまう。
演じながら、あまりの彼女の素敵さに、セリフも忘れて思わずセリフにはない本心をいってしまったり、台本にはないキスをしてしまう、その演技がなんともリアルでドキドキ。
ランドン役のシェーンウェストの演技がとてもひかっていると思った。しかししかし・・・・。

ジェイミーは、不治の病におかされていて・・・という、ま〜この辺はよくありがちな話ではある。それに、マンディムーアがすこぶる健康そうで、彼女が不治の病っていう設定はちょっと無理がありすぎ・・かな(笑)

でも、最後ランドンがいうセリフがとっても印象的だった。

”僕らの愛は風のようなもの。たとえ目にうつることはできなくても、それを感じることができるから”

映画の挿入歌は、マンディムーアの曲が多かったけれど、なかでもCRYとオンリーホープはきかせます。
いい歌との出会いも、映画の楽しさの一つですね♪

こういうピュアな恋がしたいな〜と思わせる作品です。
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