28 FEB 2007
【火考】肉季
鼓楼近く、後海エリアのバーストリートにある超老舗ジンギスカンレストラン
【火考】肉季。
←現在のお店の外観は、ネオンがきらびやかで非常に派手。あまり老舗の風格は感じませんが(笑)、それでもここは清朝咸豊年間(1848年)創業の100年以上の歴史あるレストラン。

店主の姓が季さんの為、”【火考】肉季”という店名なんだそう。梅蘭芳や田中角栄氏も来た事があり、その他、国内外のお偉い方が多数足を運んだことのある有名店。

店のすぐ前には500年の歴史ある石橋”銀錠橋”があります。この橋の
「三絶」(三つの優れたもの)は、ここからみえる古くから“風水宝地”といわれた美しい西山と、眼下に広がる什刹海の美しい蓮、そしてここ【火考】肉季のジンギスカンだと昔から言われていたのだそうです。
←現在は三階の豪華個室(最低消費は3000元より)にのみ、自分達で【火考】羊肉できるスタイルの大きな鉄板が残されています。

90年代はじめまで、改装される前のこのお店では、お客は皆長い箸を使って自分達で鉄板の上で羊肉を焼くことができましたが、時代の流れとともに今ではできあがりをテーブルに運んでもらうスタイルに。

当時、長すぎるお箸は何の為かと思いきや、油が飛び散ってやけどするのを防ぐとかよりも、食べる時に自分でそのまま食べるのではなく、まず遠くにいる相手にとってあげる為なんだとかってききました。

←これは、友人の方からいただいた、現在の厨房での写真。
←麻豆腐。羊油バージョンでより独特な臭みがあり、美味!!

こちらは、茄子の炒め物。ニンニクがた〜〜っぷりで、いかにも老北京って感じです。   →
←こちらは、厨房で焼いてもらってでてくる【火考】羊肉。新鮮な羊肉で、数種の調味料からなる独特な味付けも最高、焼き加減もちょうどよく、ふんわりと柔らかいのです〜。葱の甘く芳しい香りもプラスされて、なんともおいしい一品です。

主食は焼餅。間に香菜と羊肉をはさんでいただきます♪→
北京市前海東沿14号

пF010−6404ー2554
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