中山公園
←天安門のすぐ隣という一等地にありながら、割と人が少なく静かなここ中山公園。元は遼代の興国寺というお寺でしたが、1914年に中央公園となり、1928年中山公園と改名されたそう。

公園内は敷地も広く、緑の芝生と回廊の配色のコントラストが美しい。     →
←1920年以降、中央公園には有名な茶荘が三軒あったそう。一番洒落ていた柏斯馨、伝統的な春明館、二つをあわせ持った長美軒。こちらはその茶荘のあったと思われる場所の現在の姿。食品部として皆の休憩所となっています。

目の前に広がるのは故宮のお濠と角楼。美しい景色です。→
←白樺は当時のままなのでしょうか、恐らくこの辺りが長美軒のあった場所と思われます。長美軒の伝統お菓子と言われているのが藤蘿餅。当時、店の前にあった藤棚から藤の花をその場で摘み取って餡にして焼き上げられた藤蘿餅は、何しろ新鮮で焼きあがると辺り一面に香ばしい香りが立ち上り、出来たてしか売れなかった為、大変な人気だったそう。

現在藤蘿餅をつくってるお店は北京にはないようで、唯一みつけたのが”【王攵】瑰餅”。原材料はバラですが、作り方は藤蘿餅とほぼ変わらないそう。        →
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