民間芸術博物館
←東官房胡同をはいったところにあるこちら白さんの自宅は、そこが芸術博物館。白さんはこの道40年のベテランで自分でも作品をつくってるそうですが、中国の歴史ある民間工芸品をコレクションしています。

室内には、泥人形、影絵人形、兎儿爺、などなど数々の工芸品がところせましと飾られています。    →
←こちらはその中でも非常に希少価値のある”宗(本来は上に髟が付く)人”という名前の人形。人形の下に宗(上に髟)毛というオス豚のたて髪みたいな部分の毛を使ってる事から名づけられたそう。清代末期に京劇などの影響を受けて生まれ、すでに100年以上の歴史があるのだとか。

こうやって銅製のお盆の上にのせて棒でたたくと、まるで本物の役者が舞台の上で舞をまってるかのような動きをみせてくれます。衣装はなんと本物の絹織物!        →
↑ちなみにこれらのお人形は注文可。一体約150元くらいで作ってもらえるそう。
←こちらも民間芸術品の一つ、”毛猴”。白さんの民間博物館にもコレクションがありましたが、これは春節の時廟会で購入したもの。せみの抜け殻と木蓮のつぼみをあわせて猿をかたどっています。なぜ猿なんだろう?と思わなくもないですが、でもびっくりするほど精巧に作られているんですよね。

毛猴も清代から続く歴史ある工芸品ですが、当時の市井の生活などを猿をつかって再現した民族風情のある工芸品で、いってみれば立体漫画であるともいわれているそう。こちらがその原材料。       →
北京市西城区東官房胡同1号

пF010−6617−5649

チケットは一応20元とありますが、事前に電話予約して行ったら無料でいれてくれました。
「道楽」お買い物、郊外旅行、史跡名跡編へ