中国国家図書館
←中国国家図書館は、以前の北京図書館。ここには各方面のかなりの資料が保存されてるときいたので、戦争当時の日本の資料が手に入らないかといってみました。

こちらは荷物預け所。ビニールは持ち込み可なのに鞄はダメ。預け代5角は戻ってきません。ビニールにさえいれておけば何を持ち込んでも平気らしい。笑          →
←今はコンピューターで必要な資料を調べることができます。

こちらは新聞閲覧室。他に学習室もありますが、大勢の学生で席がみつからないほど。勤勉です。私は留学時代、学校から近かったにも関わらず、この図書館には一回しかきたことありませんでした・・・。   →
←一歩廊下に出ると誰もいなくてだだっぴろく、薄暗くしーんとしてて、ここに人はいるのか?と疑いたくなるほどですが、閲覧室に入るとどこからこんなに集ったの?っていうほどうじゃうじゃ人がいるんですよね。笑

当時の北京で発行された各国の新聞等は、新聞特別閲覧室でみることができますが、身分証が必要。お金はかかりません。この時は居留証がもってて初めてってくらい役に立ちました。新聞はコピー不可。スキャンのみ。一枚40元と高価です。閲覧室は日曜休み、土曜閲覧可。新聞は当時のままなので黄色くもうボロボロ。願わくばこれらをマイクロ化して保存してもらいたいものですが・・・。
私がみたのは当時の東亜新報。その他にも東京日日新聞、毎日新聞、読売新聞、朝日新聞、満州日日新聞、支那情報、大陸新報、等が黄色く変色しながらもそのままの姿で保存されており、新聞からは当時のざわめきがきこえてくるようです。当時は本当にたくさんの日本人が、ここで日本と同じ様な暮らしをしていたんですね。そういう意味では、処分されてもおかしくない当時の新聞をすべて保存しておいてくれているわけですから、本当にありがたい話です。

広告だけをみると普通の日本の新聞ですが、住所を見ると東単とか景山とかってかいてあるんですよね。現在はこれだけ文化が発達しても、日本の細かい物は手に入らなかったりするのに、今よりも流通などが不便だった当時、お茶やオルガン、種苗、食材、掛け軸専門店等々、なんでも日本と同じものが手に入り、”日本式貸家、日本式風呂、便所、電話アリ”なんて賃貸広告がある位、日本と同じ生活が存在したのかと思うと、なんともいえない複雑な気持ちになります。
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