劉さんの剪紙屋
←小さなハサミで、紙をくるくるくるっと回して出来上がっていく切り絵。本当に手先が器用じゃないとできませんね。でもその昔、中国の女性はほとんど切り絵ができたのだそう。それが女性として当たり前だったのだとか。
私、現代の日本人でよかった・・・。笑

こちらは、切り絵をモチーフにしたポストカード。いろんなデザインがあります。       →
←今年の干支の柄。200元(約2600円)くらいでした。もっと大きく細かい切り絵は、なんと3000元(約39000円!)という値段も。

こちらは、私が一番気に入った作品。
北京の冬の風物詩であるサンザシ飴を買ってる子供の柄。とても北京らしい。 一枚30元(約390円)               →
←壁一面にはられた切り絵。龍と
鳳凰の対の作品で、それぞれに男女を象徴するものが描かれているそう。
こちらは龍で男性。反対の壁には鳳凰で女性をあらわす切り絵がありました。中国はすべてに陰陽があると考えるので、対の作品が多いのだそう。

”現代人はお金や仕事に心が向かいすぎで自分の心と向き合わない人が多すぎる。切り絵は自分の心を通してインスピレーションでつくりあげていくものだから、ナチュラルで自然な心を取り戻すためにも今の人にやってもらいたい”と劉さん。
《心の太陽》という作品。万物には霊魂Spiritがあり目は霊魂の窓。↑
人の心に大事なSpiritと、母なる太陽の力、子孫繁栄の意味の子供などを描いていて、そしてそのすべてに目が描かれている芸術作品。作品を切って作り上げるのは一週間程度だったそうですが、デザインをイメージしていくのは非常に長い時間が必要なのだそう。
←こちらは彼女の切り絵をモチーフに、ある工場で作られたランプ。売り物です。青と赤と茶色とあってそれぞれ1 60元(約2000円)

こちらは切り絵ではないのだけれど、これも中国の伝統的な芸術作品で、ムギワラを原材料にして作られた作品。非常に細かいそれらムギワラを色付けし、重ねて貼り付けて絵にしていくのでとても手間がかかり、今では作り手がいないそう。                 →
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