*2003年8月撮影
北京の前門をちょっとはいったところに、北京地下城という場所があります。
これは、かつて毛沢東がつくったといわれる巨大な地下壕で、天安門、
空港、中南海、天壇公園、北京駅とかつては網の目のようにこの地下壕がつづいていたようです。
今は、この場所でひっそり観光地として公開されており、中には入れますが、主要な通路のみの公開で大体の通路はふさがれており、
過去には政治的にも使われたことがあるといわれてるこの地下壕、
10年前は、前門のあるお店からも入口があり、天安門広場のあるレストランからも通じていたんですが、今はこの一箇所のみ。

入口はいるとすぐに急な階段がありかなり下までいきます。
それから、ちょっと歩くとわりと広めの地下広場みたいのがあって
いかにもっていう椅子と毛沢東の銅像がおいてあって
あとからとってつけたようなとってもちゃちい地下壕がつづきます。
そうこうすると、ものすごいはでなお土産売り場が突如登場。
なんでこんな地下でしかもこんなお土産売り場??ってくらい
立派なお土産売り場です。種類もけっこう充実。
観光客向けのおみやげグッズですが
”なんだ、地下壕ってこんなもんか・・”と思ってそこで帰ってしまったら
あとで大後悔!
なんと本当の地下壕はここから!なのです。
おみやげ売り場のすみっこ〜の方に小さな小さな入口があります。
その下は階段になっていてそこから本物の地下壕へ続いているのですが、
お店の人に一声かけないと中に入れません。
というのも電気なく真っ暗なので、懐中電灯をかりなければならないのです。
お店の人も入りたがらないのか、
一緒には入ってくれず懐中電灯だけ手渡されます。

お土産売り場の辺りで、もうかなりひんやりしてて真夏でもクーラーなんていっさいいらないくらいなのに、そこから本物の地下壕にはいると、ひんやりどころじゃなくて寒くてぶるぶるするくらいの冷気が漂ってます・・・。

とにかく怖い。いく手は真っ暗。とにかく真っ暗でところどころ頭上に行き先のかかれた札が垂れ下がってます。横道がいっぱいあるんだけどふさがれてたりしていけません。でもたとえふさがれてなくてもとってもじゃないけど行く気にも
なりませんけどね・・・。

ちょっとまちがったら帰れなくなるくらい道は入り組んでるし、
どこかからふっと何かがでてくるような本当に不気味な空気が取り囲んでいて
だんだんこわいので震えてるのか寒くて震えてるのかわからなくなるほど。
お化け屋敷が苦手な人はやめたほうがいいかも。。。
でもとっても好奇心をくすぐられる観光スポットではあります♪
↑ここから本物の地下壕が続きます・・・
↑本物地下壕の中
天井から天安門広場と書いた標識がぶら下がってるのが見えますか?
←地下城入口

地下城までの
      地図→
北京地下城(前門街道弁事処人防)

北京市崇文区西打磨廠62号

пF010−6511−4340
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