*2002年12月撮影
霞公府胡同
北京飯店の真後ろの胡同(フートン:横丁)は、霞公府胡同といってその昔皇帝の親戚の住んでいた”霞公府”があったことから、そう呼ばれている胡同です。

通りからレンガ造りの洋館が見えたのでちょっと入らせてもらって門番の陳さんというおじさんに頼んで中を案内してもらいました。

解放前は、(建国前)郵便局のお偉いさんが住んでいた洋館だそうです。洋館の中には入れませんでしたが100年くらいの歴史があるそう。
真っ白いレースのカーテンが似合いそうな美しい洋館ですが2008年のオリンピックに向けて、一大プロジェクトが立ち上げられ、この辺り一帯を娯楽センターにする予定なんだそうでこの洋館も後1年で消えてしまう運命なんだそうです。
洋館のすぐとなりには木造のふる〜い建物があったのでついでにと思ってのぞいてみることに。        →

100年くらいの歴史があるとかってことですがはいって右側が鉄道部電気化工程局のオフィス、左側は
紅霞旅館という招待所。
一泊二人部屋で部屋代60元。(900円くらい)
この旅館も鉄道部工程局のオフィスも60年代は現在の地下鉄を建設する際の鉄道部本部があったそうです。

北京飯店の土地ももともとは鉄道部の土地だったとか。
ただこれらの建物もとりこわされる運命だそうです・・・。
     
                 旅館の中庭にあたる場所 →
←これが部屋の中。

木造のいまにも抜けそうな木の板。
薄暗い裸電球に、段差がありすぎてころげそうな木の階段。やたらと高い天井・・・。

おそろしくレトロな旅館でした
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